Unityによるコントローラー入力
Unity開発ツールを使用すれば、Androidデバイス用のアプリやゲームを作成するのと同様に、Amazon Fire TV用のアプリやゲームを作成できます。
Fire TV開発用のUnityプラグインは提供されていませんが、Unity Asset Storeにはゲームコントローラーをサポートするためのパッケージがあります。特にGallant GamesのInControlには、Amazonの開発者も大きな恩恵を受けています。InControlはクロスプラットフォームのUnity3D用インプットマネージャーであり、一般的な各種コントローラーのコントロールマッピングを標準化しています。
Unityインプットマネージャーを使って、ゲームのコントローラー入力を構成することもできます。Amazon Fire TVリモコン/ゲームコントローラーのボタンとUnityインプットマネージャーのボタン/軸との対応関係については、下の表を参照してください。
リモコン入力
下表のUnityの値を使用して、Amazon Fire TVリモコンとAmazon Fire TV音声認識リモコンの両方でボタンをマッピングします。Unity KeyCodeの値の詳細については、KeyCodeを参照してください。
一部のリモコンには、音量ボタンや電源ボタンのほか、Netflix、Amazonプライムといったアプリのボタンが追加されています。ただし、これらのボタンはサードパーティ製アプリのイベントにはマッピングできません。
ボタン | Unityインプットマネージャーの値 | Unity KeyCodeの値 |
---|---|---|
ホーム | なし(システムイベント) | なし(システムイベント) |
戻る | なし(非サポート) | KeyCode.Escape |
メニュー | なし(非サポート) | KeyCode.Menu |
マイク(検索) | なし(システムイベント) | なし(システムイベント) |
選択(D-Padの中心) | ジョイスティックボタン0 | KeyCode.JoystickButton0 |
左(D-Pad) | 第5軸 | KeyCode.LeftArrow |
右(D-Pad) | 第5軸 | KeyCode.RightArrow |
上(D-Pad) | 第6軸 | KeyCode.UpArrow |
下(D-Pad) | 第6軸 | KeyCode.DownArrow |
再生/一時停止 | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
早戻し | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
早送り | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
ゲームコントローラー入力
下表のUnityの値を使って、Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)のボタンをマッピングします。Unity KeyCodeの値の詳細については、KeyCodeを参照してください。
最新のFire TVゲームコントローラーのボタンは次のとおりです。
旧バージョンのゲームコントローラーのボタンは次のとおりです。
ゲームコントローラーボタン | Unityインプットマネージャーの値 | Unity KeyCodeの値 |
---|---|---|
ホーム | なし(システムイベント) | なし(システムイベント) |
戻る | なし(システムイベント) | KeyCode.Escape |
メニュー | なし(システムイベント) | KeyCode.Menu |
A | ジョイスティックボタン0 | KeyCode.JoystickButton0 |
B | ジョイスティックボタン1 | KeyCode.JoystickButton1 |
X | ジョイスティックボタン2 | KeyCode.JoystickButton2 |
Y | ジョイスティックボタン3 | KeyCode.JoystickButton3 |
左(D-Pad) | 第5軸 | なし |
右(D-Pad) | 第5軸 | なし |
上(D-Pad) | 第6軸 | なし |
下(D-Pad) | 第6軸 | なし |
左側のジョイスティック(左/右) | X軸 第1軸 | なし |
左側のジョイスティック(上/下) | Y軸 第2軸 | なし |
左側のジョイスティックの押し下げ | ジョイスティックボタン8 | KeyCode.JoystickButton8 |
右側のジョイスティック(左/右) | 第3軸 | なし |
右側のジョイスティック(上/下) | 第4軸 | なし |
右側のジョイスティックの押し下げ | ジョイスティックボタン9 | KeyCode.JoystickButton9 |
再生/一時停止(最初のバージョンのみ) | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
早戻し(最初のバージョンのみ) | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
早送り(最初のバージョンのみ) | なし(非サポート) | なし(非サポート) |
左側のトリガー(L2) | 第13軸 | なし |
左側のショルダー(L1) | ジョイスティックボタン4 | KeyCode.LeftShift KeyCode.JoystickButton4 |
右側のトリガー(R2) | 第12軸 | なし |
右側のショルダー(R1) | ジョイスティックボタン5 | KeyCode.RightShift KeyCode.JoystickButton5 |
コントローラーの名前
Unityでは、Input.GetJoystickNames()
メソッドでコントローラーの名前を使用できます。各コントローラーに使用する値は次のとおりです。
- Amazon Fire TVリモコン:
「Amazon Fire TV Remote」
- Amazon Fire TV音声認識リモコン:
「Amazon Fire TV Remote」
- Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません):
「Amazon Fire Game Controller」
Last updated: 2020年10月29日