開発者コンソール

初登場のFire Max 11でストリーミング、ゲーム、マルチタスクを快適に

Katrina Brkic May 23, 2023
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Fire tablet Launch
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Fire Max 11は、新しい機能とアクセサリを備えたFireタブレットシリーズの最新モデルです。Fire OSの最新バージョンFOS 8を搭載したこのモデルは、11インチのディスプレイとパワフルなオクタコアプロセッサを備えており、Wi-Fi 6にも対応しています。快適なストリーミング、スムーズなゲームレスポンス、効率的なマルチタスクをユーザーに提供する一方で、開発者にとってはアプリのエンゲージメントや収益性の向上が見込めます。

スムーズなゲームレスポンス

高速のオクタコアプロセッサ、4GB RAM、最新の240万画素のディスプレイを備えたFire Max 11なら、ストレスなく快適にゲームを楽しめます。この高性能デバイスを使用することで、プレイヤーは好きなゲームの世界観に存分に浸ることができます。

新しい指紋センサーログイン機能

指紋センサーによる新しいログインオプションの実装方法をご確認ください。アプリが指紋センサーに対応していれば、ユーザーがスムーズにログインできます。

Fire Max 11のアクセサリ

Fire Max 11には、PCと変わらない使用感を実現し、ユーザーのアプリ内エンゲージメントを高めることができる、さまざまなアクセサリが備わっています。新しいMade for Amazon認定取得スタイラスペン(別売)を使用すると、文字や絵を簡単にかくことができ、ゲームの進行もスムーズです。描画やメモのレスポンス向上に役立つAmazon Stylus SDKを導入して、カスタマーエクスペリエンスを最適化しましょう。Fire Max 11キーボード付きカバーも別売りですが、互換性があります。キーボードとトラックパッドからなるマグネット式の分離型キーボードを着脱することにより、1台2役のデバイスとして活躍します。

新しいStylus SDKの実装方法

スタイラス入力をサポートするAndroidアプリを開発するにあたって、Android 6.0以降のStylusのドキュメントを提供しております。もし、初めてスタイラス入力機能を組み込もうとしているのであれば、デバイスからアプリに基本のスタイラスデータ(感圧、消しゴム、サイドボタン、デバイスIDなど)を取り込むことが可能です。これらのタッチデータポイントは、Bluetooth、Bluetooth Low Energy、USBを介してデバイスに返されます。

Made for Amazon認定取得スタイラスペンとFire Max 11を組み合わせ、新しいStylus SDKから予測タッチAPIを実装することで、筆記スピードを最適化できます。多くの場合、Androidタブレットデバイスでは、タッチペンで描いた線が画面に表示されるまでに85~100ミリ秒かかります。Stylus SDKは、このレイテンシーを20ミリ秒以上短縮します。この最新ハードウェアでのアプリの即応性が高まるほど、アプリを使用するユーザーのエクスペリエンスも向上します。

FTV Max stylus

手順:

  1. Stylus SDKをダウンロードしてAndroid Studioに追加し、アプリの依存関係としてStylusSDKSupport-1.0.aarライブラリを含めます。このライブラリで使用する2つの関連クラスは、AmazonPredictedEventsとAmazonPredictiveTouchです。
  2. AmazonPredictiveTouch.isFeatureRuntimeAvailable()メソッドを使用して、デバイスとOSがStylus SDKの要件を満たしているかどうかを確認します(以下のコード例を参照)。
  3. Amazon予測タッチが確定されたら、アクティビティのonCreate()メソッド内またはView作成中にAmazonPredictiveTouch.init()を追加します。 
  4. Amazonのドキュメントに従って、Viewを設定し、最適なタッチペン精度を得られる幾何変換を使用してタッチポイントをマッピングします。Fire Max 11はスタイラス入力だけでなく、タッチ操作をサポートする手のひら認証にも対応しています。

前述の手順2で述べたように、Amazon Input SDKの互換性を拡張機能の公開前に検証するためのコード例をご紹介します。

Copied to clipboard
import com.amazon.stylussupportsdk.predictedtouches.AmazonPredictiveTouch;
 
private boolean isPredictiveTouchesSupported() {
        /* 実装のサンプル */
        return AmazonPredictiveTouch.isFeatureRuntimeAvailable(this) == true;
}
 
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
    super.onCreate(savedInstanceState);
    setContentView(R.layout.activity_main);
    ..........
    ..........
    if (isPredictiveTouchesSupported()) {
        // PredictiveTouchesが利用可能。
        // 予測の初期化と登録を実行するコードをここに記載
    }
    else {
        // PredictiveTouchesが利用不可。ログメッセージに書き込む
        Log.w(TAG, "PredictiveTouchesはサポートされていません");
    }

Stylusのドキュメントで、Stylus SDKのダウンロードと詳しい実装方法をご確認ください。 

その他の情報については、 以下のリソースをご参照ください。 


ユーザーがコンテンツの検出やゲームプレイをより快適に楽しめるよう、ぜひアプリをセレクションにご追加ください。

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