Alexa Smart Propertiesのネットワーク要件とベストプラクティス


Alexa Smart Propertiesのネットワーク要件とベストプラクティス

Alexa Smart Propertiesの施設を利用するゲストに快適なユーザーエクスペリエンスを提供するには、ここに示す要件とベストプラクティスに従ってください。

ファイアウォールとネットワークの要件

Amazon Echoデバイスで通話するには、以下のポートおよびプロトコルを設定する必要があります。

サービス プロトコル 宛先ポート トランスポート

シグナリング

HTTPS

443

TCP

メディアポート/接続ネゴシエーション

ICE/STUN/TURN

3478

TCP/UDP

: UDPが推奨されます。UDP 3478が使用できない場合にのみ、TCP 3478を使用してください。

PSTN通話音声

: G.711オーディオコーデック

SRTP

49152~65535

UDP

  • Alexaデバイスのみが接続される専用のSSIDを使用します。
  • Alexa Smart Propertiesでは、キャプティブポータルによるAlexaデバイスの設定はサポートされません。
  • バックエンドのDHCPサーバーは、IPv4アドレスのみを提供するように設定します。IPv6アドレスは無効にしてください。
  • ファイアウォールの許可リストに、以下のポートとプロトコルを追加します。
ポート プロトコル URL

123

UDP

443

TCP

以下のURLすべて:

  • https://pindorama.amazon.com:443
  • https://firs-ta-g7g.amazon.com/FirsProxy:443
  • https://todo-ta-g7g.amazon.com/FionaTodoListProxy:443
  • https://guipitan.amazon.com:443
  • https://det-ta-g7g.amazon.com/DeviceEventProxy:443
  • https://device-metrics-us.amazon.com/metricsBatch:443

4070

TCP/UDP

5353

UDP

33434

TCP/UDP

https://pins.amazon.com

40317

TCP/UDP

https://pins.amazon.com

49317

TCP/UDP

https://pins.amazon.com

推奨されるアクセスポイント設定

Alexaデバイスのアクセスポイントを設定するときは、以下のガイドラインを考慮してください。

  • トラフィックが多い環境での干渉や帯域幅の枯渇を防ぐために、メインの施設Wi-FiやゲストWi-Fiとは別のWi-Fiチャネルで動作する専用のアクセスポイントを設定します。
  • Bluetoothの干渉、Zigbeeの干渉、2.4GHz帯の隣接する重複Wi-Fiチャネルからの干渉を防ぐために、デバイスの操作には2.4GHz帯ではなく5GHz Wi-Fi帯を使用します。また、デバイスは、電子レンジや見守りカメラなど、干渉を受ける可能性のある機器から離して設置してください。
  • Alexaデバイスは、DFSチャネルをサポートしていません。アクセスポイントでDFSチャネルを使用しないようにしてください。
  • ルーターのアクセス制御リスト(ACL)を設定し、特定のAlexaデバイスのMACアドレスを特定のアクセスポイントに接続できるように許可します。この設定により、一時的にアクセスポイントが停止した場合に、Alexaデバイスが遠くのアクセスポイントに接続するのを防ぐことができます。
  • アクセスポイントは、固定チャネルで動作するように設定します。これにより、アクセスポイントのチャネルが切り替わってAlexaデバイスで切断の問題が発生するのを防ぐことができます。さらに、アクセスポイントでチャネルボンディングを無効にし、20MHzのチャネル帯域幅を使用します。
  • 部屋のタイプに応じて、アクセスポイントが特定の送信電力範囲内で動作するように設定します。
    • 小さい部屋の場合: 隣接する部屋からそのアクセスポイントが検出されないように、送信電力を8dBm(デシベルミリワット)から10dBmの間に設定します。また、Alexaデバイスはアクセスポイントから91センチ(3フィート)以上離れた場所に設置するようにしてください。
    • 大きい部屋やスイートルームの場合: スイートルーム全体でアクセスポイントを検出できるようにするには、送信電力を15dBmから18dBmの間に設定します。また、Alexaデバイスはアクセスポイントから91センチ(3フィート)以上離れた場所に設置するようにしてください。注: Alexaデバイスとアクセスポイント間の推奨最大距離は、約2134センチ(70フィート)です。
  • 使用頻度が最も低いチャネルを検出し、それに応じてアクセスポイントのチャネルを設定します。以下の表は、3階建て9部屋の建物で4つのチャネル(802.11aの36、48、149、161)を使用する場合のチャネル割り当ての例を示しています。
149 48 149
161 36 161
149 48 149

帯域幅

インターネット接続が断続的であったり、帯域幅が狭かったりすると、ストリーミングの問題が発生することがあります。ゲストがAlexaで音楽、オーディオブック、その他のコンテンツをストリーミングできるようにするには、インターネット接続に512Kbps(0.51Mbps)以上の通信速度が必要です。


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最終更新日: 2023 年 11 月 30 日