スキルをユーザーのAlexa搭載デバイスで利用できるようにするには、認定プロセスに合格する必要があります。このモジュールでは、スキルを完成させて認定を申請するまでのステップを学んでいきます。最初のステップは、スキルの検証とテストです。
検証では以下を実行します:
テストは、スキルがサポートするすべてのロケールで実行され、問題はロケールごとに表示されます。
これらのテストを実施すると、認定を受けられない可能性のある箇所について、すぐにフィードバックを受けることができます。テストを開始したら、他のページに移動できます。ステータスやテスト結果を確認するには、このページに戻ります。
これらのテストを実施するには、Alexa開発者コンソールでスキルを開き、認定タブをクリックします。検証ページが開き、見つかった問題がすべて表示されます。
それらの問題を修正したら、認定タブに戻ります。検証ページで、実行をクリックしてもう一度テストを実施します。
認定プロセスを円滑に進めるため、テストで報告されたすべての問題を解決します。問題がすべて解消されると、ページには「エラーは見つかりませんでした」と表示されます。
テストは、認定プロセスで行われるテストの一部に含まれますが、それでも申請前に認定チェックリストを確認し、スキルがリストのすべての要件を満たしておくようにしてください。
検証セクションでは、スキルの認定が却下される原因を見つけることができます。ただし、このテストでは認定プロセスのすべてのテストを行うわけではありません。スキルが認定に合格できるよう、スキルの対話モデルや特殊機能に関連する申請チェックリストを確認してください。
申請チェックリストを確認するには、こちらのリンクを参照してください。
スキルを申請する準備ができたら、認定>申請に移動します。スキルが検証テストに合格したら、はい、審査を申請しますをクリックしてスキルの認定を申請できます。
スキルの申請後は、スキルのステータスが「審査中」に変わります。認定プロセス中は、設定を変更することはできません。
必要に応じて、審査を取り下げをクリックし、申請を取り消すことができます。
スキルを申請すると、申請前の機能テストが自動で実行されます。これらのテストで1つでもエラーが出ると、スキルの申請が承認されず、ステータスが開発中に戻ります。この場合、Amazon開発者アカウントに関連付けられたアドレスにEメールで通知が届きます。
スキルのステータスや、認証審査プロセスに関する最新情報は、認定>申請から確認できます。認定の最新情報セクションには、次のスクリーンショットのように、認定結果が出る日時が表示されます。
Amazonの審査が完了すると、Amazon開発者アカウントに関連付けられたアドレスにEメールが届きます:
認定審査に合格したスキルについては、申請ページにスキルを利用できる国が表示されます。認定審査に合格したスキルでも、すべての国で使用できない場合があります。
スキルの現在の公開ステータスは、開発者コンソールのスキル一覧に表示されます。
開発者のみがスキルを利用できます。このスキルでテストを有効にすると、開発者アカウントに登録しているデバイスでテストできます。
現在、Amazonがスキルの認定を審査しています。審査中は、コンフィギュレーションを編集できません。
スキルが公開され、ユーザーが利用できる状態です。公開中のスキルは、コンフィギュレーションを編集できません
スキルは以前公開されましたが、それ以降非公開になっています。ユーザーがスキルストアでそのスキルを検索しても、表示されません。
スキルは以前公開されましたが、それ以降停止されています。ユーザーはスキルを有効にしたり、使用したりすることはできません。
非公開になる前にそのスキルを有効にしていたユーザーは、引き続き非表示のスキルを利用できます。
非公開または停止ステータスのスキルは、再申請することができます。
スキルがエンドユーザーに公開されると、スキルのステータスは公開中に変わります。公開中のスキルのコンフィギュレーションは編集できません。スキルのコンフィギュレーションに変更を加えた場合、再申請が必要なため、新しい開発中のバージョンが自動的に開発者コンソールに作成されます。このバージョンには、元の公開中のバージョンと同じ情報が登録されています。開発者バージョンを使って、スキルの改良や機能追加を行うことができます。
元の公開中のバージョンではなく、新しい開発中のバージョンで作業できます。たとえば、カスタムスキルの場合、対話モデルにインテントとサンプル発話を追加できます。サービスのコードを変更する場合、変更分のテストは別のエンドポイントまたはLambda関数を使用して行う必要があります。公開中のバージョンを使用しているユーザーに影響を与えないようにするためです。
新しいバージョンの認定を申請すると、新しいバージョンが認定されるまで両方のバージョンが一覧に表示されます。認定が完了すると、新しいバージョンが公開中となり、それまでの公開中バージョンが上書きされます。その時点で新しい開発中バージョンが作成されるので、引き続きアップデートを行うことができます。
ユーザーの使いやすさを考慮して、スキルの旧バージョンとの後方互換性を維持するようにしてください。たとえば、新しいインテントを追加する場合、ユーザーが既に使用している以前のインテントも引き続きサポートするようにします。
スキルを制限すると、ユーザーは公開中のスキルを有効にできなくなります。制限は、すべてのロケールのスキルに適用されます。一部のロケールのスキルは制限できず、それ以外のロケールのユーザーは引き続き使用できます。
スキルの制限には2種類あります。
そのスキルを以前有効にしたユーザーは、引き続き使用できます。ユーザーがスキルストアでそのスキルを検索しても、表示されません。
そのスキルを以前有効にしたユーザーを含め、すべてのユーザーに対してスキルが無効になります。ユーザーはスキルを有効にしたり、使用したりすることはできません。
スキルを非公開にしたり、停止したりしても、スキルは削除されず、開発者コンソールで表示することができます。制限中、または開発中バージョンの両方ともコンソールで表示でき、引き続き開発中バージョンに変更を加えることができます。
スキルを非公開または停止するには、次のステップを実施します:
これにより、スキルを非公開、または停止するリクエストが送信されます。制限が完了するには、数日かかる場合があります。スキルが制限されると、コンソールに表示されるステータスが更新されます。
スキルを再公開するには、開発中バージョンを更新して、認定を再申請します。再申請すると、新しい認定プロセスが開始されます。