Alexaは、音声によるユーザーインターフェースを使って、ユーザーにさまざまな体験を届けるクラウドベースの音声サービスです。人が元来持つ音声による「人とITの新しいインターフェイス」で、暮らしをより便利により楽しくします。 Alexa とできることや、Alexaの使えるデバイスなど、次のページで紹介されていますので参照してください。
Alexa は大まかに次のような仕組みで動いています。
(1) ユーザーがAlexa対応デバイスに発話
(2) デバイスはマイクで集音した音声データを、インターネット経由でAlexaサービスに送信
(3) Alexaサービスは音声データをAIで解析し、バックエンドサービスにコマンドリクエストを送信
(4) バックエンドサービスは実際の処理をし、応答レスポンスを返信
(5) Alexaサービスはレスポンスに応じた音声データを生成、デバイスに返信
(6) デバイスは音声データを再生し、ユーザーに伝える
このように、処理の大部分はクラウドで行われます。 そのため様々なデバイスが Alexa に対応することができ、お互い協調させながら一貫したユーザー体験を提供することができます。 また、Alexa が音声の処理を行いますので、バックエンドサービスは、本来の処理に専念することができます。
Alexaの大きな特徴は、サードパーティによってAlexaの機能を拡張できることです。
ソフトウェア面でのAlexaの機能拡張を Alexa スキル と呼んでいます(以下スキルとします)。 もうすでにたくさんのスキルが公開されています。
スキルには、目的や作り方によっていくつかの種類があります。 現在日本では、以下3つの種類のスキルが作成可能です。
スマートホームスキル : 家電製品などを制御するスキル
フラッシュブリーフィングスキル : ニュースなどを読み上げるスキル
カスタムスキル : 汎用的なスキル
カスタムスキルはユーザーの発話内容に応じて自由な処理を行い任意の応答を返すことができる最も汎用的なスキルです。 その他のスキルは固定のAPIが用意された、用途に特化したスキルです。 Alexaで実現したいことに最も近いスキルの種類を選択し、スキルの開発を進めましょう。 開発したカスタムスキルは、審査を申請し認定を受けるとAmazonのAlexaスキルストアで公開することができます。
本編は Alexa スキルの開発について主に説明しますが、Alexaに対応するデバイスの開発については、 Alexa Voice Service(AVS) や Alexa スマートホームの開発をご参照ください。
スキル開発をより簡単に、早くできるようにする開発キットが Alexa Skills Kit (ASK) です。 ASKにはスキル開発のさまざまなリソースがそろっています。
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